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村田喜代子 名文を書かない文章講座 レビュー

名文を書かない文章講座 (朝日文庫)、この本をご存知でしょうか。

世の中に文章の書き方なるものは、無数といっていいほど出まわっています。

しかし、人に強くお薦めできる本は、そんなにたくさんはありません。

今日ご紹介する「名文を書かない文章講座」は、
1日たった10分間で、みるみる上達する文章術教室、みたいなものを求めている人は、
読まないほうがよいです(笑)。

私は、しばしば「本質」という言葉を使います。

アフィリエイトの本質とか、
ネットビジネスの本質とか、
風花式ブログ術の本質とか……。

「名文を書かない文章講座」も、
まさに、文章術の「本質」をついた書籍だと言えます。

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著者の村田喜代子さんは、1987年「鍋の中」で第95回芥川賞を受賞した作家です。

作家の文章作法の本といえば、
谷崎潤一郎の「文章読本 (中公文庫)
」と、
三島由紀夫の「文章読本 (中公文庫)
」が、代表的であり、
2冊とも読みましたが、まさに王道中の王道というべき、文章作法が書かれています。

日本人に生まれて文章でも書こうという人は、
やはり読んでおくべき名著といって間違いありません。

では、村田喜代子さんの「名文を書かない文章講座 (朝日文庫)」はというと、素人さん向けに書かれている、平易な文章作法の本です。

わかりやすく記述されていますが、深い真理がそこから浮き彫りにされます。

もちろん、ネットで商品を売るための文章テクニックなどは、いっさい書かれておりません。

ここで私が言いたいのは「急がば回れ」ということです。

言葉の本質、文章の本質を知らないで、
いくら詭弁を弄しても、
商品は売れてゆかないだろうし、
売れたとしても、
人をあざむき、自分をあざむいてしまえば、
結果として、小金を手にしたところで、
心に傷を残すだけということになってしまいかねません。


簡単に、ネットでお金を稼ぎましょうとか言いますが、
安易すぎる気がします。

言葉の本質を見誤ると、手痛いしっぺ返しを受けることになるでしょう。


言葉の使い方を間違えると、他人だけでなく、自分が深く傷ついてしまう危険性があるのです。


村田さんは、こういうことを言っています。

文章を書くことは、もしかすると自分の内に隠れている一番自分らしい、自然でのびのびした良い姿を掘り出す作業かもしれない


言葉たくみに人をコントロールし、商品を売ろうなどと、くれぐれも最初から考えないことです。

他者を洗脳しようとして発した言葉などには、大した力はありません。


言葉そのものが発光体なのだと私は考えています。


では、光を発する言葉は、どうしたら書けるのか……、

そのことについて、温かい視点から厳しい筆致で書かれているのが、
村田さんの「名文を書かない文章講座」なのだと思います。

芥川賞を目指す作家志望の人だけでなく、
言葉というもの、文章というものを、謙虚に見つめ直し、
人の胸に響く文章が書きたい人には、
ぜひ読んでいただきたい貴重な本です。

繰り返します、「急がば回れ」。

ネットで商品を売るコピーを書こうとする前に、
言葉の本質を知っておいてほしいものです。

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風花流儀

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コメント

ネットで商品を売るコピーを書こうとしている私がいます。

文章の本質を極めるための技術て何でしょう
上手に書けなくて、いつもため息をしている私。

売れるための文章術を知りたいと思いました。
いつも、この場を訪れると心が休まります。
そんな雰囲気がある場所です。

又、お伺いいたします。

himeru | 2011.02.15 23:47 | URL[ 編集 ]












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